ロータリーの行動計画は、進化する世界において、持続可能な良い変化を生むために、より多くの人びとが手を取り合って行動するというビジョンを達成するための道筋を示すものです。この5年間の計画における3年目に前進を続ける中、四つの戦略的優先事項の達成に向けた取り組みについて最新情報をお伝えいたします。

一世紀以上前、ロータリーは、人と人との つながりを礎とする奉仕のリーダーシッ プという新しいモデルの先駆けとなりま した。今日、このつながりは、世界に広が るネットワークを形づくって文化間、言語 間、地域間に橋を渡し、よりよい世界とい うビジョンを共有しています。

このビジョンの実現には計画が必要で す。ロータリーに必要なのはより敏速な 対応力、そして新しいアイデアに対するオ ープンな姿勢であると、フォーカスグルー プやアンケート調査を通じて会員と参加 者は答えています。変化するテクノロジー や傾向をロータリーがもっと生かすこと が望まれています。

こうした声に応えるため、ロータリーは、 組織として直面する重要な課題を特定 し、それに取り組むための枠組みとなるロ ータリー行動計画を策定しました。 この行動計画は、私たちが持つ優れた専 門的能力、特に人びとに耳を傾け、そこか ら学ぶ能力を生かすものです。

私たちの優先事項(「より大きなインパク トをもたらす」「参加者の基盤を広げる」 「参加者の積 極的なかかわりを促す」 「適応力を高める」)は、現・元会員、リ ーダー、学友、青少年交換学生、職員から の意見やフィードバック、望みを反映して います。行動計画の優先事項が適切なも のとなり、かつロータリーの独自性を的確 に捉えたものとなるよう、私たちは100万 人以上のロータリー関係者の声に耳を傾 けました。

これは私たちの計画です。達成 をめざして皆さま全員に取り組んでいた だけることを願っています。

心をこめて

ジョン・ヒューコ
事務総長兼最高経営責任者