ロータリーは、行動を起こし、末永く続く変化をもたらすために人びとをつなぐ旅路において重要な分岐点に立っています。事務総長兼CEOである私は、行動計画を実践に移し、ロータリーがより明るい未来を形作るための意義ある活動を行っていくことを呼びかけています。

行動計画は、今後20~30年においてロータリーが進むべき方向性を示す戦略的ロードマップであり、私たちの未来を表しています。この計画は、世界中のロータリー会員、学友、職員、パートナー、ロータリー以外の人たちからの意見を取り入れて、綿密に立案されたものです。さまざまな視点が取り入れられたこの計画を実施していくことを楽しみにしています。

行動計画には「参加者の基盤を広げる」、「より大きなインパクトをもたらす」、「参加者の積極的なかかわりを促す」、「適応力を高める」の四つの主な優先事項があります。

新型コロナウイルスの世界的流行に伴い、ロータリー世界の120万人の会員と多くの参加者が新たなバーチャルでの活動に方向転換しなければなりませんでした。新しい形態に適応することで分かったことは、私たちは今までにない形でテクノロジーを取り入れることができる、という点です。また、パートナーシップを通じて参加者の基盤を広げ、「環境」という新たな重点分野を導入し、大きな変化をもたらす大規模なプロジェクトに資金を提供する「大規模プログラム補助金」も開始しました。さらに、ロータリーの強化にとってとても重要なロータリーファミリーであるローターアクターからのより積極的な参加を促すことができました。つまり、行動計画は私たちの未来です。これはとてもエキサイティングな計画であり、実現に移すためにすでに多くの重要なイニシアチブが動き始めています。

組織は時に(一世紀に一度は必ず)、組織の全体像を見直し、次のことを問う必要があります:

  • 何を変えることができるか。
  • どのように適応できるか。どのように変われるか。
  • 組織を未来へ前進させるため、より良い方向へ進むためには何をする必要があるか。 

まさにこれらが重要な要素だと思います。新型コロナのパンデミックは私たちに変化の可能性と適応することの必要性を教えてくれました。世界は私たちのために変わってはくれません。私たちが世界のために変わっていかなければなりません。

すべてのクラブリーダーと会員が戦略計画(行動計画)に目を通し、以下について考えるべきです:

  • 行動計画との整合性を取る上で障害となっているクラブの戦略は何か。
  • 適切に対処できれば、クラブの活動を通じて行動計画を前進させることができると思われるクラブの最大の課題は何か。
  • 四つの優先事項のいずれか(またはすべて)に沿ってクラブが活動するために、クラブのどのような強みを生かせるか。行動計画全般を前進させるために、クラブは、他団体との協力を模索し、目的意識をもってつながりを築いているか。

ロータリーをより強固な組織としていくために私たち全員にできることがあるのは明白です。行動計画のページにあるリソースを活用し、上記の質問への答えを探すためにラーニングセンターのコースを利用して、クラブが地元で直面している課題に対処する具体的な計画を立てましょう。こうすることで、クラブがより活性化し、参加者の積極的な関わりを促し、より大きなインパクトと変化をもたらしていくことができるでしょう。

- ジョン・ヒューコ 国際ロータリー事務総長兼CEO