ロータリーでは、地域社会が優先する課題への取り組みにおいて、地域社会をパートナーとして協力することに重点を置いています。また、プロジェクトの結果を測定し、そのインパクトを理解する方法も取り入れています。会員は、測定可能で持続可能な成果をもたらす、証拠に基づいたプロジェクトを立案することで、ロータリーの奉仕を通じて長期的かつ好ましい変化をもたらすことができます。
地域社会の優先事項を把握することは、長期的なインパクトをもたらすための第一歩です。最近改訂された「地域社会調査の実施」は、地域社会の人びとと共に優先事項を特定し、プロジェクトを立案する方法を説明しています。この手引きには、データプライバシーや多様性、公平さ、インクルージョンといった新しい関連トピックも含まれています。調査の結果は、プロジェクトの目標と計画に生かすことができます。
「ロータリー インパクト ハンドブック」は、奉仕プロジェクトの一環として成果の測定を計画して実施し、成果を実証するのに役立つリソースです。このハンドブックでは、プロジェクトの投入リソース、結果、成果、インパクトを特定し、説明するための「積み木」モデルの構成要素について説明しています。これらの要素を奉仕プロジェクトに組み込むことは、プロジェクトの目標達成に役立ちます。プロジェクトに含まれる個々の活動を計画する際は、すべての段階で測定を組み込むことで、当初の計画を修正する必要があるかどうかを判断することができます。また、成果を基準データと比較することでプロジェクトの達成を確認することが可能になります。
世界中の地域社会に好ましいインパクトをもたらすことができるよう、奉仕プロジェクトを計画する際にすべての会員がこれらの資料を活用することが奨励されています。