元国際ロータリー会長であるフランク J. デブリン氏が、5月27日に逝去されました。デブリン氏は会長として、時代の先を読み、人道的問題に迅速に取り組むことを会員に呼びかけました。
2000-21年度RI会長のほかに、RI理事、ロータリー財団管理委員長、会長のエイド、国際協議会リーダー、委員会の委員および委員長、規定審議会代表議員、地区ガバナーを歴任。1970年にロータリーに入会し、最近はAnáhuac Tacubayaロータリークラブ(メキシコ)に所属していました。雑誌『Rotarismo en México』と『Rotary en México』の創立編集者であり、リーダーシップ、パブリックスピーキング、ロータリーなどについてつづった著書『Frank Talk』シリーズはベストセラーとなりました。
デブリン氏の会長年度のテーマ「意識を喚起し=進んで行動を(Create Awareness — Take Action)」は、世界の難しい課題に積極的に取り組むことをロータリー会員に呼びかけるものであり、自身が任命した20のタスクフォースの多くも、失明予防、犯罪と暴力、環境、障がい者の雇用といった問題に焦点を当てたものでした。
Devlyn Optical Groupの社長兼最高責任者、メキシコ検眼眼鏡士協会の会長を務めたほか、ロータリー以外での人道的奉仕にも精力的に取り組み、グッドウィル・インダストリーズおよびメキシコ赤十字社の理事、メキシコ結核・肺協会の会計責任者、ロータリークラブと他団体が支援する地域自警プログラム「Mexico's Vecino Vigilante」イニシアチブ(総称「Mexico United Against Crime」)の会長などを務めました。さらに、メキシコ最大の使用済み眼鏡バンクを創設し、このモデルは、寄贈された眼鏡をクラブのネットワークを通じて配布する活動として世界的に採用されています。
ロータリー財団特別功労賞と功労表彰状を受賞。奥様のグロリア・リタさんと共にアーチ・クランフ・ソサエティの会員でした。2016年には、メキシコの「起業家オブ・ザ・イヤー」に選ばれました。
ご遺族は妻グロリア・リタさん、娘のメラニーさん、ステファニーさん、ジェニファーさんです。